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風呂に入りたがらないというのも、認知症によくみられる症状のひとつ。入浴してもらおうと思っても、なかなかうまくいかない。面倒だし疲れる、不安や緊張がある、介助してもらうのに抵抗感があるなど、事情がある
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● 入浴を嫌がる
「年寄りは汚れない」などと入浴を拒絶し続けます。なだめてやっと風呂に連れて行っても、そこから時間がかかります。
入浴を拒否する、三つの理由があるようです。
① 時間がかかり、体力も消耗する
服を脱ぎ、体を洗い、浴槽に入ったり出たりするのは大変だ
② 不安や緊張感が高まる
「滑りそうで怖い」「シャワーの使い方がわからない」
③ 人に介助してもらうことに抵抗感を抱く
<本人の気持ち>
「面倒だし疲れる」
認知症の人は、清潔・不潔の感覚が鈍くなり、入浴してさっぱりしたいという思いは弱くなりがち。むしろ、「お風呂に入ると、服を脱いで、体を洗って…といろいろするのが面倒で、疲れる」という気持ちが強くなります。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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