2020年8月9日日曜日

(K1196) (入浴の拒否)お風呂場でけがをしそうでいやだ(1) / 認知症の人の不可解な行動(27) <認知症>



☆☆
風呂に入りたがらないというのも、認知症によくみられる症状のひとつ。入浴してもらおうと思っても、なかなかうまくいかない。面倒だし疲れる、不安や緊張がある、介助してもらうのに抵抗感があるなど、事情がある
☆☆

  入浴を嫌がる
 「年寄りは汚れない」などと入浴を拒絶し続けます。なだめてやっと風呂に連れて行っても、そこから時間がかかります。

 入浴を拒否する、三つの理由があるようです。
  時間がかかり、体力も消耗する
 服を脱ぎ、体を洗い、浴槽に入ったり出たりするのは大変だ
  不安や緊張感が高まる
 「滑りそうで怖い」「シャワーの使い方がわからない」
  人に介助してもらうことに抵抗感を抱く

<本人の気持ち>
 「面倒だし疲れる」
 認知症の人は、清潔・不潔の感覚が鈍くなり、入浴してさっぱりしたいという思いは弱くなりがち。むしろ、「お風呂に入ると、服を脱いで、体を洗って…といろいろするのが面倒で、疲れる」という気持ちが強くなります。

<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」



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