2020年8月21日金曜日

(K1208) (排泄の混乱)トイレはどこ? どうしたらいい?(2) / 認知症の人の不可解な行動(30) <認知症>



☆☆
排泄の失敗は本人にとってショックが大きい。特にまだら症状で、自分の失敗がわかる人は落ち込み、汚れた衣類を隠したり、「私じゃない」と人のせいにする。排泄はプライドにかかわる問題。失敗は認めたくない
☆☆

   (起こったこと)トイレではないところで排泄した
   (対応)混乱の原因をみつけ、冷静に
 場所の見当障害が起こったり、トイレの使い方を忘れたりするため、先ず環境を整えてあげます。

<してはいけないこと>
 本人の目の前で失敗を嘆く
 排泄の失敗は、認知症の人でも恥ずかしいと感じるもの。その気持ちを汲みとる。

<配慮するとよいこと>
  失敗しても、どんと構える
 深く考えず、すぐに片付ける。片付けやすいように、壁紙を替えたり、防水シート
  排泄リズムをつくる
 食前、食後にトイレに誘導するなど、リズムをつくる。トイレの使い方は、真似してもらう
  使いやすく、みつけやすいトイレにする
 「便所」などとトイレのドアに張り紙をする。よく放尿してしまう場所には、鳥居マーク

<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

添付図は、以下より
「教科書には載っていない排泄介助の2つの心得」



0 件のコメント:

コメントを投稿