2021年10月11日月曜日

(K1620) 認知症治療薬の未来 期待(1) アデュカヌマブ

 【 認知症治療薬 ・ アミロイドベータ 】 現在の認知症薬はいずれも症状を軽減するもので、原因とみられる物質に作用する薬はない。アデュカヌマブは、塊になったアミロイドベータと結合し、これを目印に集まる脳の免疫細胞が分解する。


 

(1)   米食品医薬品局(FDA)6月、日米の製薬企業が共同開発した新薬「アデュカヌマブ」を世界で初めて承認したことで期待が高まった。

(2)   脳内に蓄積するタンパク質「アミロイドベータ」は、発症の1020年前から脳内に蓄積して塊になり、神経細胞を破壊。脳の萎縮を引き起こし、認知機能の低下につながるとされる。

(3)   現在使われている認知症薬はいずれも症状を軽減するもので、原因とみられる物質に作用する薬はない。

(4)   アデュカヌマブは、塊になったアミロイドベータと結合し、これを目印に集まる脳の免疫細胞が分解する。

(5)   両社によると、2つの大規模臨床試験で、被験者のアミロイドベータが5971%減少した。

(6)   数年前にアルツハイマー病と診断された女性(59)は「ニュースを聞いて浮かれてしまった」と声を弾ませる。仕事でミスが増えて退職せざるをえなかったといい、「何とかこの薬で普通の生活ができるようになれば」と願う。

 

<出典>

【新聞】産経新聞(2021/10/04 )

【タイトル】期待と懸念 認知症治療薬の未来

 

<出典>

【タイトル】 認知症治療薬の未来 過剰な期待は禁物

URL】 https://www.sankei.com/article/20210919-FPDCJR6NRBNKNIWTKODUWUZORU/

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