2021年10月13日水曜日

(K1624) 認知症治療薬の未来 懸念。効果と安全性の両面から判断

 【 認知症治療薬 ・ 効果と安全性 】 アデュカヌマブは4週間に1回の点滴が必要で、費用も体重74キロの場合で年間約610万円と高額だ。「大きな一歩だが、効果と安全性の両面から慎重に判断する必要がある」


 

(1)   アデュカヌマブが、被験者の認知機能が衰える速さを遅らせられたか否かについては、1つの臨床試験では22%遅らせたが、もう1つではその効果が確認できなかった。

(2)   専門家で構成するFDAの諮問委員会が承認に反対の立場を取っていたこともあり、FDA7月、承認過程が適切だったかの調査を上部組織に要請した。

(3)   アデュカヌマブは4週間に1回の点滴が必要で、費用も体重74キロの場合で年間約610万円と高額だ。

(4)   認知症に詳しい国立長寿医療研究センターの鈴木啓介・先端医療開発推進センター長は「大きな一歩だが、効果と安全性の両面から慎重に判断する必要がある」と話す。

(5)   複雑な思いの人もいる。アルツハイマー病の母親(64)を介護する大学院生の女性(36)は「効果が鮮明でないのに高額すぎると思う。保険適用されなかったら、限られた人しか恩恵を受けられない」と疑間を口にした。

 

<出典>

【新聞】産経新聞(2021/10/04 )

【タイトル】期待と懸念 認知症治療薬の未来

 

<出典>

【タイトル】 認知症治療薬の未来 過剰な期待は禁物

URL】 https://www.sankei.com/article/20210919-FPDCJR6NRBNKNIWTKODUWUZORU/

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