2021年10月29日金曜日

(K1640) 日本発の母子手帳、世界に広がる「命のパスポート」

 【 母子手帳 ・ 子どもを大切に 】「妊産婦手帳」と子供の成長を記す「乳幼児体力手帳」を1冊にまとめた母子手帳。日本の乳児死亡率の低さは世界最高水準。健診や予防接種の履歴などを記録する母子手帳が果たした役割は大きい。


 少子高齢化の日本で、実子への虐待が報じられることが多くなった。世界の中で一番子どもを大切の国日本、と明治時代に開国した日本を訪れた外国人が言ったそうだ。子供を大切にする国、日本に戻ってほしい。できるはずだ。

 

 ===== ここから引用

 

 妊娠から出産、育児に至るまで、母と子の健康状態を記録する「母子手帳」(母子健康手帳)。昭和23年に誕生して70年余り、今や50を超える国や地域に広がっている。予防接種の記録など治療に必要な医療情報を記した母子手帳は、紛争地域では「命のパスポート」と呼ばれ、難民の親子がかばんにしのばせて国境を越えたケースもある。日本発の母子手帳が、世界各地の母子の命と健康を守っている。

 

 母子手帳はJICAやユニセフ(国連児童基金)、非政府組織(NGO)などの協力で現在、ベトナムやミャンマー、ガーナ、カメルーンなどアジアやアフリカの途上国を中心に、50以上の国や地域で広がりを見せている。

 

 乳児を連れてボートでギリシャに逃れたパレスチナ難民の母親のかばん には、水にぬれないようビニールに包んだ母子手帳があったという。「国境を越えても予防接種記録などを基に医療を受けることができる母子手帳は命のパスポートでもある」

 

<その他参考URL

 未来を担う子供たちに母子手帳について知ってもらいたいと今月、ルビを多用した子供向けの著書「海をわたった母子手帳」(旬報社)を出版した。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784845117086

 

<出典>

【タイトル】 日本発「母子手帳」50カ国超に

【新聞】 産経新聞(20210928 )

【タイトル】 日本発の母子手帳、世界に広がる「命のパスポート」

URL】 https://www.sankei.com/article/20210928-EC23ZP6DWZOJ7L2R4TXM66W4QI/

【記者】 横山 由紀子



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