【 人口減対策 ・ 移民受け入れ 】 米国には政策として「少子化対策」と「移民受け入れ」の選択肢があるが、日本には少子化対策以外に国難を乗り切る道はない。外国人労働者は手不足の問題は解消しても、本質的な問題の解決にはならない。
人口減対策(A) 国家が出生率を向上させる手法は確立済みだ
人口減対策(B) 日本には、「移民受け入れ」の選択肢はない ←←←←
人口減対策(C) 少子化は日本存亡の危機だ。回避を急げ
人口減対策(D) 政治家の国家観の無さが、危機を招いている
(1)
米国も高齢化社会だが、移民の流入で「若い国」であり続けている。IT企業が集まる西部のシリコンバレーの活況は、移民の存在なしにはあり得ない。彼らが子供を産み、若い人口を増やしていることが活力の源泉になっている。
(2)
日本は米国のようにはいかない。文化の均質性が高く、移民の受け入れに適していない。日本として移民に良好な環境を提供するのが難しい一方、日本が移民によって得られる恩恵も少ないのではないか。
(3)
米国には政策として「少子化対策」と「移民受け入れ」の選択肢があるが、日本には少子化対策以外に国難を乗り切る道はない。
(4)
日本は外国人労働者の導入に前向きだ。しかし、外国人労働者は製造業を中心とする企業の人手不足の問題は解消しても、日本が直面する本質的な問題の解決にはつながらない。そこが米国とは違うところだ。
<出典>
【新聞】産経新聞(2021/10/07)
【タイトル】少子化は日本存亡の危機 回避急げ
【執筆者】E・ルトワック
https://www.sankei.com/article/20211005-A4VTZCTT4NIT3HGTPEYOVZQ5ZI/
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