2019年6月2日日曜日

(K0763)  避けることのできない「生死の選択」(4) 投票で自殺 <臨死期>

 
(5)  自殺

 私は、自殺という選択肢は最初からないという考えでよいと思います。しかし、現実には自殺を選ぶ人もいます。考えなくてもよい、というわけにはいきません。
 

 マレーシアで事件が起こりました。
 
===== 引用はじめ
 マレーシアのボルネオ島サラワク州で、16歳の少女がインターネットで生きるべきか死ぬべきか投票を募り、69%が「死」を選んだ後に自殺していたことが分かった。地元メディアが16日までに伝えた。
 地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズによると、少女は13日、写真共有アプリ「インスタグラム」に「本当に大事、DLか選ぶのを手伝って」と投稿した。Dは「DEATH(死)」、Lは「LIFE(生)」を示していたとされる。少女はフェイスブックに「もう疲れた。死にたい」との趣旨の投稿もしていた。
 投票結果は69%がD31%がLだった。投票の数時間後、路上で少女が倒れているのが見つかった。飛び降り自殺とみられる。少女はシンガポールで働く義父が再婚し、会える頻度が減ったため落ち込んでいたという。(共同)
===== 引用おわり
https://www.nikkansports.com/general/news/201905160000282.html
 

 異常さが二つあると思います。
   自分の生死を他人の投票に委ね、「死」が多かったから自殺した
   「LIVE(生)」はともかくとして、「DEATH(死)」を69%の人が投票した
 
 これはどうみても異常ですが、でも、自分の死というのは、異常事態です。生死の決断を迫られると、その重さのあまり、誰かに決めてもらおうとするかもしれません。
 

 はっきり言えるのは、私は彼女のような生死の選択はしないということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿