2019年6月24日月曜日

(K0785) 「老後に2000万円必要」問題(2) / 野党は何を言っているか <高齢期の家庭経済>

 
(K0783)からの続き。
 
 野党は何を言っているのか
 
1.   610日参院決算委員会

1.1.  立憲民主党 蓮舫副代表
 「国民は『100年安心』が嘘だったことに怒っている。『2千万円をためるとはどういうことだ』と憤っている」
 報告書の内容が平成16年の年金制度改革で政府・与党が年金制度改革を「100年安心」とアピールしたことに反すると強調した。
 
1.2.  共産党 小池書記長
 「『自己責任で貯金せよ』とは国家的詐欺に等しいやり方だ」と糾弾。記者会見では「年金問題は悪夢としてよみがえってくるのではないか」と述べた。
 
1.3.  国民民主党 大塚代表代行
 「(消費税と同様に年金に関する)問い合わせも無料にすべきではないか」と提案した。
 

2.   その他

2.1.  立憲民主党の辻本国対委員長は、麻生氏が報告書を受け取らない方針を示したことを「異常事態だ」と批判した

2.2.  立憲民主党会派の大串氏は「前代未聞の隠蔽工作だ」

2.3.  共産党の宮本氏は「選挙に不利かもしれないから『受け取らない』と言い始めたのではないか」

2.4.  立憲民主党の蓮舫副代表は「前代未聞だ。安倍政権のご都合主義はここまでなってしまったのかというのが、国民の多くが思っている正直な気持ちだと思う」
 

3.   619日の党首討論

 「党首討論の主な発言内容」を添付資料に示す。立憲民主党・枝野代表の「本質は、安心ばかり強調して実態に向き合わない姿勢にあるのではないか」という追求に対しては、安倍首相は、多様な年金生活者の実態に向き合って行ったのが平成16年度の改正だと述べ、これまでの取り組みとその成果を説明して終わっている。
 


続く。
 
<出典>
党首討論 / 首相 挑発にも淡々
産経新聞(2018/06/20)

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