2019年6月23日日曜日

(K0784)  存在感がなくなる(3) 別の選択肢。「高級老人ホーム」とは <見守り>


 (K0781)からの続き
 

 「A or B」ではなく、「A and/or B」と書いた。ここで、
A)   存在感をもってもらう
B)   存在感のないまま受け入れる
 
 この「A and/or B」の対立軸は、「neither A nor B」である。「AでもBでもない」
 


 明石の老人ホームでの孤独死に戻る。
 
 世間では、見守りに関心が向かっている。必要なことではあるが、本質ではない。本質は、「存在感」の無くなった老人に、最期まで尊厳をもって生きてもらうにはどうすればよいか、だと思う。
 
 ここで、見守りばかりを考えそれで良しとしたら、「AでもBでもない」に陥ってしまう。「存在感」のなくなった老人を放置してしまうことになる。
 
 
 スッキリした答えはない。でも、「A and/or B」で悩み、どうすればよいか試行錯誤で働きかける。そして、その間、孤独死しないように「見守る」。
 
 狭い意味で「見守る」は、一日一回様子を見るとか、センサーをとり着けたりするレベル。広い意味で「見守る」は、本人の「存在感」によりそいながら、異変があったら早急に発見し対処すること。
 
 狭い意味での「見守る」にとどまらず、広い意味での「見守る」まで踏み込めたら、その時こそ、パーノリ・イン明石が名実ともに「高級老人ホーム」と認められると私は思う。
 
 このシリーズ終わり
 
<関連>
(K0771) (K0773) (K0775) (k0777)
(K0779) (k0781)

イラストは、以下より転載
https://www.minnanokaigo.com/guide/cost/roujinhome/kaigotsuki/
 
 



0 件のコメント:

コメントを投稿