(K761)からの続き。
「自然の摂理」により、「本来の寿命」というのがあるが、例外もあるそうです。
(1) 人間
===== 引用はじめ
だが、医療の進歩や食糧供給の安定化、冷暖房の普及など、科学技術の発達により、感染症や環境の苛酷な変化で早く亡くなることが減り、寿命が劇的に延びた。その点について、「50歳以降の人生というのは、医療や技術によって作られた特別な時間であり、感謝しないといけない」と語る。実際、人類の数百万年の歴史の中で平均寿命が50歳を超えたのはここ数十年のことだ。===== 引用おわり
(2) ドクチョウ
===== 引用はじめ
◆ドクチョウに学ぶ次世代を残した後も長く生きられるという、生物としては極めてまれな特徴を手に入れた人間。本川氏によると、人間以外で次世代を残した後に長生きする生物にドクチョウ(毒蝶)がいる。通常、チョウは羽化後2週間程度の寿命だが、中南米の熱帯に生息するドクチョウの仲間は半年も生きる。
幼虫時代、餌とする植物から有毒物質を体にため込んでおり、それを知らずに捕食した鳥はすぐに吐き出し、二度と食べない。
「長生きする理由は、鳥に自分を食べさせることで有毒だと学習させ、次世代を狙われにくくしていると解釈できる」
そこから生物学的に導き出されるのは、「次世代のために生きることが、長生きの許可証が与えられる条件」になるのだと説明する。
===== 引用おわり
そう。「次世代のために生きることが、長生きの許可証が与えられる条件」。これを頭に入れておけば、人生の最期の暮らしも変わってくるのではないでしょうか。
続く。
<出典>
次世代の負担減らす人生を 生物学者・本川達雄氏に聞く【100歳時代プロジェクト】 産経新聞(2019/05/21)
【100歳時代プロジェクト】次世代の負担減らす人生を 生物学者・本川達雄氏に聞く
https://www.sankei.com/life/news/190521/lif1905210032-n1.html
写真は、
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