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食べることは、生の本能でもあり、心の空白や孤独を満たそうとする行為ともいわれている。とてもまずくて食べられないものでも、味覚や嗅覚が鈍っているため、平気で口に入れてしまう。進行してから重度で見られる
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幼児がボタン電池などの異物を誤飲する事故は、よく聞く事例です。認知症の人にも、同じように誤飲事故が起こることがあります。
(異食)よくわからないけどおいしそう(1) ~ どういうことがよく起こるのか
● 食べ物でないものを口に入れる
理解力や判断力が低下すると、食べ物とそうでないものの認識が難しくなります。
<こんなケースも>
・ うかつにものを置いておけない
・ 死亡事故につながる
・ 常時気が休まらない
<本人の気持ち>
「手ごろな大きさと形。口にいれてみよう」
満腹中枢の働きが低下して、空腹を感じているところに、タバコが目に入り、「お菓子かな、おいしそう」とパクリ。食べ物という概念がわからなくなり、嗅覚や味覚が鈍っているため、異物も口に入れてしまいます。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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