2020年10月31日土曜日

(K1279) 「ひとりの時間」は、孤独の時間ではなく至福の時間(1) <仕上げ期>

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でも、本当は、ひとりの時間というのは、人にとってなくてはならないものであり、創造的なものであり、豊かなものなのだ。高齢になって、ひりの時間をようやくとれるようになった。それは幸せなことだ

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 新聞の読書欄のテーマ投稿は、「ひとりの時間」だった。興味深かった。

 

 一つは、投稿者が高齢だということ。75歳・男、82歳・女、83歳・女、73歳・男だった。つまり、「ひとりの時間」について何かを書こうとするのは、高齢者だということ。

 考えて見れば、働き盛りの人は、忙しくて、ひとりの時間をなかなかもてない。遊び盛りの子供にも、ひとりの時間はあまりない。ひとりの時間をもつのは、主に高齢者だ。

 

 もう一つは、4人とも、ひとりの時間を大切にして楽しんでいることだ。

 「ひとりの時間」と聞いて、否定的なイメージをもつ人が多いのではないだろうか。ひとりで寂しいなと感じる人は、ひとりでいる人を見ると「おひとりで寂しいでしょ」と声をかけることもあるだろう。ひとりを他とのつながりを断たれたと解釈すると、ひとりは否定的な意味合いをもつ。

 

 でも、本当は、ひとりの時間というのは、人にとってなくてはならないものであり、創造的なものであり、豊かなものなのだ。

 高齢になって、ひりの時間をようやくとれるようになった。それは幸せなことだ。

 

 そして、本当は、若者にとっても、ひとりの時間は、大切だ。

 

 続く。

 

<出典>

談話室 産経新聞(2020/10/30)

 

添付は、

一人暮らしだって寂しくない! 一人の時間を楽しむ4つの方法

https://laurier.excite.co.jp/i/Mer_4669



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