☆☆
弄便は、家族や介護者がもっとも苦労していることです。弄便が始まると、家族はショックを受けると同時、片付けや異臭などに悩まされます。在宅介護をあきらめるきっかけとなる場合も少なくありません
☆☆
自分の排泄物を弄ぶ行為は、とてもショッキングなものです。
しかしこれも、本人なりに意味があっておこなっていることです。
(弄便)ズボンがモゾモゾするから取り出した(1) ~ どういうことがよく起こるのか
● 自分の排泄物を弄ぶ
自分便を弄ぶ行為を「弄便」といいます。便を粘土のようにこねたり、壁やトイレの手すりになすりつけたり、口に入れたりすることもあります。
<こんなケースも>
・ 周囲が不快な思いをする
・ 掃除が大変
・ 不潔
<本人の気持ち>
「手が汚れて困ったな」
便失禁をしてしまい、「なんだか気持ちが悪いな」と、下着の中に手を入れて確認してみました。すると、手には便がべっとり。「恥ずかしいから早く片付けなくちゃ」と慌てる一方、「汚れた手を拭きたい」と、とっさに壁になすりつけました。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
0 件のコメント:
コメントを投稿