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認知症の人は、自分の気持ちや意志を言葉で表現できず、わかってもらえないいらだちや寂しさを感じています。感情の抑制力も低下するため、少しの刺激で感情が爆発し、暴力になって相手に向かいます
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★ 突然大声をあげて怒りだし、殴りかかる。
周囲の人からすれば困った行為ですが、本人なりにもどかしく苦しい気持ちを抱えています。
(暴力をふるう)私を侮辱するなんてひどい(1) ~ どういうことがよく起こるのか
● すぐに手が出る
認知症の症状として、感情が不安定になったり、気持ちが抑制できなくなったりすることがあります。しかし、決して理由なく感情のねじが外れるわけではありません。
<こんなケースも>
・ 介護者の心身の傷になる
・ 他人に暴力をふるって警察沙汰になる
・ 介護施設を追い出される
・ お互いの関係がギクシャクする
<本人の気持ち>
「気持ちが全然伝わらない!」
言葉で「嫌だ」「わかってほしい」「~したい」と表現したいのに、言葉が出てこないため、イライラしています。
周囲の人が叱ったり、意にそわない行動をしたりすると、「おれをバカにするな」という気持ちがわき、我慢できずに、暴力となって爆発します。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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