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シニア向け女性誌販売好調の鍵を探る。「対象の絞り込みとネーミング」「定期購読と通信販売」「ニーズ調査~自分に似合うものを探す~」。モニター会員「ハルモト」は、ニーズを吸い上げ、ファンをつくるのだろう
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50代以上の女性を対象にした女性誌「ハルメク」。「出版不況」といわれる中でも部数を伸ばし続け、昨年下半期には全雑誌の中で販売部数2位に躍進した(平均販売部数は約30万部)。
シニア向け女性誌販売好調の鍵を探る。
1.
対象の絞り込みとネーミング
同誌は平成8年に雑誌「いきいき」として創刊、20周年を迎えた28年にハルメクに名称を変更した。書店販売はせず、定期購読のみで読者に届く。
山岡さんは編集長に就任した29年から、シニア誌という観点ではなく、女性誌としての雑誌作りを展開。
2.
定期購読と通信販売
定期購読という販売方法に加え、通信販売も手掛けているため、コロナ禍でも部数が衰えることはない。
「家から出なくても雑誌が届き、洋服などの買い物をすることができるので、いつも以上に定期購読が増えた」と山岡さんは話す。
3.
ニーズ調査~自分に似合うものを探す~
読者のニーズを把握するために、月2千枚以上届く読者はがきを徹底して読み込み、社内に設けたシンクタンク「生きかた上手研究所」で読者アンケートを分析。コロナ禍で開催をオンラインに切り替えたが、編集部員が読者と意見交換する座談会やイベントは各地で年間計60回以上開催してきた。
<出典>
シニアのよりどころに 女性誌「ハルメク」コロナ禍でも好調
2020.9.24
08:00ライフくらし 産経新聞(2020/09/24)
https://www.sankei.com/life/news/200924/lif2009240002-n1.html
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