2020年12月6日日曜日

(K1316) (鏡現象・人形現象)懐かしい人と楽しくおしゃべり(2) / 認知症の人の不可解な行動(50) <認知症>

 ☆☆

鏡や人形に向かって、穏やかに話をしている場合は、そのまま見守る。しかし、鏡に向かって怒りだしたり、攻撃的になったりする場合は、声をかけて気をそらし、怪我のないよう、鏡のみえないところに移動させる

☆☆

 

(鏡現象・人形現象)懐かしい人と楽しくおしゃべり(2) ~ どうすればよいか

 

  本人の世界を受け入れる

 鏡現象も人形現象も、認知症がある程度進行してから出てきます。どちらも奇妙に思えますが、本人にとっては、孤独を埋めたり、生きがいを求めたりする意味のある行動なのです。

 

 

<配慮するとよいこと>

  心理: 子育て時代など昔を思い出す

 人形現象の多くは、子育てに通じる。生き生きとしていた時代に帰っていると考えられる。鏡現象は孤独や不安が背景にある場合も。

 

  対応: 見守る

 基本的に害のない現象。止めたり邪魔したりせず、少し離れて見守る。会話に日ごろの気持ちや不満が表れることもあるので、観察すとよい。

 

  対策: 安心できる環境づくりをする

 本人が安心できる場所を整えたり、人間関係での困リごとを解消する。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

 

添付図は、

認知症介護の相談㊳鏡に向って話す”鏡現象”の理由と対応策

https://ima.goo.ne.jp/mama/book/housoku021505/



0 件のコメント:

コメントを投稿