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参加した認知症の当事者らは、いずれも要介護の認定を受けている。だが、みんなサービスを利用しているときとは違った生き生きとした表情を見せる。この日は当事者3人を含む計約10人が伐採された竹を粉砕した
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新型コロナウイルスの流行が再燃し、高齢者の体操教室や茶話会などの地域活動の実施が再び困難になっている。一方で、集いの場や外出の機会が減れば、高齢者の身体機能や認知機能の低下も心配される。工夫して活動を続けるグループを訪ねた。
秋の日の午前、東京都町田市の竹林に、「HATARAKU(はたらく)認知症ネットワーク町田」のメンバーらが、集まった。
週1回、認知症の当事者と、支える仲間が集まる。この日は当事者3人を含む計約10人が伐採された竹を粉砕したり、チップを地面にまいたりした。遊びに来た子供たちが安心して竹林の中を走れるように、だ。
名付けて「竹林プロジェクト」。これまでも、この竹林で下草刈りをしたり、門松やベンチ、竹炭を作ったり。春にはタケノコ収穫祭も行った。参加者も事業内容もさまざま。介護保険のサービスではないから、日によってボランティアや親子連れや見学者が自由に集う。
この日、参加した認知症の当事者らは、いずれも要介護の認定を受けている。だが、みんなサービスを利用しているときとは違った生き生きとした表情を見せる。
次回に続く。
<出典>
認知症だけど「自分らしく」 竹林プロジェクト
【ゆうゆうLife】 産経新聞(2020/12/19)
https://www.sankei.com/life/news/201218/lif2012180012-n1.html
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