2020年12月16日水曜日

(K1326) (火の不始末)なんだか熱いような気がするけれど(2) / 認知症の人の不可解な行動(52) <認知症>

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火の不始末には、家族も神経質になりがち。しかし、炊事をやめさせて、本人の役割や能力を奪うのはあまりよくない。安全な機器を利用し、本人が役割を担えるよう工夫しよう。IH調理器やホットカーペットに替える

☆☆

 

(火の不始末)なんだか熱いような気がするけれど(2) ~ どうすればよいか

 

4つの対策

 

  なるべくいっしょに炊事をする

 料理中の火の消し忘れが目立つ場合は、介護者がいっしょに料理をおこなうようにする。もしくは、配膳や米とぎなど、火を使わないことだけ、担当してもらう。

 

  機器を替える

 調理器具や暖房器具は火の出ないものに替える。また、火災報知器をつけ、じゅうたんやカーテンを難燃性のものにする。そのほか、火災防止のさまざまな安全機能つきガスコンロも市販されている。

 

  火が出る器具を使えないようにする

 家族が外出するときはガスの元栓を閉め、燃えやすいものは片づけておく。ごみ箱を灰皿代わりにすることもあるので、ごみ箱に湿ったぞうきんを入れるのもよい。

 

  タバコは人目のあるとこうで

 突然禁煙を迫ると激しく抵抗し、隠れて吸うようになる。大きくわかりやすい灰皿を用意し、タバコの管理は介護者がおこなう。

 

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

 

添付図は、

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20160306000250.html



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