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火の不始末には、家族も神経質になりがち。しかし、炊事をやめさせて、本人の役割や能力を奪うのはあまりよくない。安全な機器を利用し、本人が役割を担えるよう工夫しよう。IH調理器やホットカーペットに替える
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(火の不始末)なんだか熱いような気がするけれど(2) ~ どうすればよいか
4つの対策
● なるべくいっしょに炊事をする
料理中の火の消し忘れが目立つ場合は、介護者がいっしょに料理をおこなうようにする。もしくは、配膳や米とぎなど、火を使わないことだけ、担当してもらう。
● 機器を替える
調理器具や暖房器具は火の出ないものに替える。また、火災報知器をつけ、じゅうたんやカーテンを難燃性のものにする。そのほか、火災防止のさまざまな安全機能つきガスコンロも市販されている。
● 火が出る器具を使えないようにする
家族が外出するときはガスの元栓を閉め、燃えやすいものは片づけておく。ごみ箱を灰皿代わりにすることもあるので、ごみ箱に湿ったぞうきんを入れるのもよい。
● タバコは人目のあるとこうで
突然禁煙を迫ると激しく抵抗し、隠れて吸うようになる。大きくわかりやすい灰皿を用意し、タバコの管理は介護者がおこなう。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
添付図は、
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20160306000250.html
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