2020年12月23日水曜日

(K1332)  心身の不調同時に / 高齢者の鬱病(1) <心の健康>

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鬱病患者が増えている。65歳以上の高齢者では警戒して外出を控えているだけに一層心配だ。高齢者の鬱病は認知症との判別が難しく、発見や治療が遅れがちだが、早く気付くにはどうしたら良いのか。専門家に聞いた

☆☆

 

1.   若い人の鬱病と高齢者の鬱病は違う

 「若い人の鬱病では悲哀感や無気力、考えることのおっくうさが特徴的だが、高齢者は体の不調と心の症状が合わせて表れる場合が多い」

 

2.   高齢者の鬱病の特徴

 体のあちこちが痛む、めまいや立ちくらみがある、食欲が落ちたり吐き気がしたりする、多量の汗をかく―などだ。同時に、不安やいらだちの感情が高まるなど精神的に不安定になる。「心身の症状が互いに強め合うことになる」。

 

3.   高齢者では、鬱病と認知症を見分けるのが難しい

 高齢者では持病を抱えていることも多く、症状から鬱病を見つけることは難しい。特に、認知症状と見分ることは容易ではない。鬱病なのに見かけ上、認知症のような症状が出る「仮性認知症」が知られている。

 

続く

 

<出典>

「高齢者の鬱病 気付いて」

産経新聞(2020/12/11)

 

添付図は、

「高齢者のうつ病とは?サインや症状、検査方法、治療法まとめ」

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_320.html



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