2020年12月14日月曜日

(K1324) (火の不始末)なんだか熱いような気がするけれど(1) / 認知症の人の不可解な行動(51) <認知症>

 ☆☆

火の不始末で多いのは、消し忘れやタバコの不始末です。「タバコは火のついた危険なもの」という認識がなく、紙くずの入ったごみ箱などに捨ててしまいます。灰皿とごみ箱を間違えることもあります。

☆☆

 

 健常な人は、火が危険なものだと認識しています。しかし、認知症の人の中には、火が危険だという認識がうすれ、事故を起こしてしまう人もいます。

 

(火の不始末)なんだか熱いような気がするけれど(1) ~ どういうことがよく起こるのか

 

● 火の扱いがぞんざいになる

 鍋の火やストーブを消し忘れたなど、記憶障害が原因で火の不始末を起こすことがあります。また、認知能力や判断力が低下して、火を雑に扱うこともあります。

 

<本人の気持ち>

「何をそんなに大騒ぎしているの?

 ―服していたら、台所で家族が騒いでいます。「火がつけっぱなしよ!」と怒られましたが、なんのことでしょう。「私は消し忘れていない。火もつけていない」。タバコも取り上げられそうになりました。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」



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