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火の不始末で多いのは、消し忘れやタバコの不始末です。「タバコは火のついた危険なもの」という認識がなく、紙くずの入ったごみ箱などに捨ててしまいます。灰皿とごみ箱を間違えることもあります。
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健常な人は、火が危険なものだと認識しています。しかし、認知症の人の中には、火が危険だという認識がうすれ、事故を起こしてしまう人もいます。
(火の不始末)なんだか熱いような気がするけれど(1) ~ どういうことがよく起こるのか
● 火の扱いがぞんざいになる
鍋の火やストーブを消し忘れたなど、記憶障害が原因で火の不始末を起こすことがあります。また、認知能力や判断力が低下して、火を雑に扱うこともあります。
<本人の気持ち>
「何をそんなに大騒ぎしているの?」
―服していたら、台所で家族が騒いでいます。「火がつけっぱなしよ!」と怒られましたが、なんのことでしょう。「私は消し忘れていない。火もつけていない」。タバコも取り上げられそうになりました。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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