===== 引用はじめ
安倍晋三首相は16日に開かれた政府の「人生100年時代構想会議」で、超長寿社会の到来を見据え、高齢者雇用拡大に向けた制度整備を進めるよう関係閣僚に指示した。… これを踏まえて政府は議論を進め、6月にまとめる基本構想に反映させる。
===== 引用おわり
具体的には、
(1) 「トライアル(お試し)雇用」
(2) 成果重視の報酬体系の導入(3) 「原則、希望者全員を65歳まで雇用しなければならない」とされている現在の制度について、上限年齢の将来的な引き上げ
このうち、「トライアル(お試し)雇用」は、3ヶ月間と期限が設けられていて、それ以降は常勤社員として切り替える制度であり、新しい制度ではない。
そのメリットは、「トライアル雇用を活用することにより、希望する会社の職場の雰囲気や実際の具体的な仕事内容などを知ることができます。そのため実際に常勤で働くことになったらどのようなライフスタイルになるのかを想像することができます。
そしてそれが自分に合っているかどうかを自分自身で体感することができます」とうたわれている。
その、利用できる人が限られている。
===== 引用はじめ
トライアル雇用は誰でも利用できるのか雇用のお試しができるなんてとても魅力的な話ですが、実はトライアル雇用の制度は誰もが気軽に利用できるものではありません。
●35歳未満の若年者、または同年齢世代の長期無業者
●45歳以上の高年齢者
●母子家庭の母等
●障害者
以上に該当する人がトライアル雇用の対象になります。
===== 引用おわり
「45歳以上の高年齢者」が対象なのだから、例えば、これまでも70歳でも対象だった。
「1人でも中高年の中途採用経験がある企業は、2人目以降の採用にも積極的になる傾向があるため、高齢者のトライアル雇用を促進する方策を進めていきます。」(安倍総理)
あまり新鮮味はなさそう。とりあえず「6月にまとめる基本構想」を待とう。
<出典>
(1)
高齢者雇用 拡大へ試行 / 人生100年会議 首相、検討を指示産経新聞(2018/05/17)
高齢者雇用拡大へ検討指示 首相「国家的課題」 人生100年会議
https://www.sankei.com/politics/news/180516/plt1805160044-n1.html
(2)
トライアル雇用って何?https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/13530/
(3)
平成30年5月16日 人生100年時代構想会議https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/16jinsei100.html
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