「ポリファーマシー」(健康被害を招く多剤併用)
A)
「ポリファーマシー」(健康被害を招く多剤併用) 実情
B)
「ポリファーマシー」(健康被害を招く多剤併用) 環境整備
(K0451)で取り上げたのは、A)「ポリファーマシー」(健康被害を招く多剤併用) 実情
今回取り上げるのは、B)「ポリファーマシー」(健康被害を招く多剤併用) 環境整備
1.
厚生労働省は「高齢者の医薬品適正使用の指針」を作成
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11125000-Iyakushokuhinkyoku-Anzentaisakuka/0000209385.pdf
1.1. 5月末、都道府県を通して医療機関などに通知した
1.2. 指針の内容
1.2.1. 例1:ベンゾジアゼピン系の薬1.2.2. 例2:抗精神病薬
2. かかりつけ医
2.1. 診療報酬改定
2.2. 介護報酬改定3. 一般向けの啓発資料「高齢者が気を付けたい多すぎる薬と副作用」
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20161117_01_01.pdf
※ 表紙を添付した。
【展開】
1. 厚生労働省は「高齢者の医薬品適正使用の指針」を作成
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11125000-Iyakushokuhinkyoku-Anzentaisakuka/0000209385.pdf
1.1. 5月末、都道府県を通して医療機関などに通知した
===== 引用はじめ
厚生労働省は「高齢者の医薬品適正使用の指針」を作成。5月末、都道府県を通して医療機関などに通知した。
===== 引用おわり
1.2. 指針の内容
===== 引用はじめ
指針は、服用する薬剤が特に多い75歳以上の高齢者に重点を置いた。不眠、高血圧、糖尿病、脂質異常などでよく使われる薬の名前を具体的に挙げ、使用の注意などを記している。
===== 引用おわり
1.2.1. 例1:ベンゾジアゼピン系の薬
===== 引用はじめ
例えば不眠治療に使われるベンゾジアゼピン系の薬は、過鎮静、認知機能や運動機能の低下、転倒やそれに伴う骨折などのリスクがあり、高齢者には依存を起こす可能性があるため慎重な投与を求めている。
===== 引用おわり
1.2.2. 例2:抗精神病薬
===== 引用はじめ
認知症による興奮や暴力などの周辺症状(BPSD)には、抗精神病薬が使われることもある。認知症患者への使用が脳血管障害や死亡率の上昇につながるとの報告もあり、指針は、抗精神病薬の「BPSDへの使用は適応外使用であることに留意する」とした。
===== 引用おわり
2. かかりつけ医
===== 引用はじめだが、これらの薬を処方されている人が、素人判断で中止するのは危険。指針でも、かかりつけ医が薬剤の処方全体を把握し、薬局が一元管理するなどで解消に向かうことが期待されている。
===== 引用おわり
2.1. 診療報酬改定
===== 引用はじめ
今年4月の診療報酬改定では、高血圧、脂質異常、糖尿病、認知症などを併せ持つ患者を、「かかりつけ医」として診る医師に、診療報酬が加算された。他の医療機関で出た薬も含めた、薬の一元管理も役割の一つだ。
===== 引用おわり
2.2. 介護報酬改定
===== 引用はじめ
また、同時に行われた介護報酬改定でも、短期・中期の入所などに対応する「介護老人保健施設」の医師が、かかりつけ医と連携して行う減薬指導に評価が新設された。
===== 引用おわり
3. 一般向けの啓発資料「高齢者が気を付けたい多すぎる薬と副作用」
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20161117_01_01.pdf===== 引用はじめ
一般向けの啓発資料には日本老年医学会と日本老年薬学会が平成28年に共同で作成した「高齢者が気を付けたい多すぎる薬と副作用」がある。
===== 引用おわり
※ 表紙を添付した。
<出典>
一元管理推進へ環境を整備【ゆうゆうLife】 産経新聞(2018/06/09)
高齢者の薬の飲み合わせ、入院を機に見直しも 10種類服用「以前から多いと思っていた」
https://www.sankei.com/life/news/180607/lif1806070010-n1.html
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