2019年1月14日月曜日

(K0623) 「ウォーキングサッカー」高齢者・障害者健康増進に <インクルーシブ社会>

 
 「ウォーキングサッカー」なるものがあるらしい。
 


 ウォーキングサッカーのルール

===== 引用はじめ
 JWFAではイングランド推奨の基本ルールに基づいた規約に準じます。
 基本ルールは以下です。
 
①ボールに関与する、しない関係なしにプレーヤーは走れない。
(足が地面から離れると反則、常に片足が地面についている状態)(速歩は可)

②ボディコンタクト(チャージ)等は禁止
(故意に身体をぶつけると反則)

③アウトボールは、キックイン、又はアンダースロー

④コートサイズ、ゴールサイズはフットサルコートを基本にします。

8人制を基本に行いますが、状況に応じて対応します。

1.8メートル以上の高さに蹴りあげた場合は反則

⑦ ペナルティエリア内にはフィールドプレーヤーは原則進入禁止、GKはエリア外に出られない

⑧試合時間は7分ハーフ(前後半)

⑨試合使用球はローバウンドの4号球(フットサルボール)
 

それ以外はサッカーやフットサルのルールとほとんど同様です。
※あくまで基本ルールに準じますが、参加者、状況において対応しています。
===== 引用おわり
https://j-wfa.jp/about
一般社団法人 日本ウォーキングサッカー協会(JWFA
 


(1)  高齢者
(2)  障がい者
(3)  健常者
(4)  意義
 

【展開】

(1)  高齢者

===== 引用はじめ
 「ウォーキングサッカー」はサッカーそのものの母国であるイングランド(英国)が発祥の地。統括団体が発足した当初は約200チームだったが、現在は50歳以上の愛好者を中心に1000を超えるチームが存在し、数万人がプレーしているという。
===== 引用おわり
 

(2)  障がい者

===== 引用はじめ
 「障がい者サッカーフェスティバル」(*)では、大阪府内で活動しているアンプティサッカー(切断障害)やCPサッカー(脳性まひ)、ソーシャルフットボール(精神障害)など「日本障がい者サッカー連盟」に加盟する7団体のチームが参加。各団体に所属する選手の障害の差や程度にかかわらずにプレーできる競技として「ウォーキングサッカー」を取り入れた。
===== 引用おわり
(*) 昨年129日に開催された
 

(3)  健常者

===== 引用はじめ
 当日は健常者も含めて約200人が出場。当初はルールに戸惑っていた参加者もすぐに慣れ、和気あいあいとプレーできたという。 … 大会後には同協会に「孫と一緒に一度やってみたいが、どうしたらいいか」などの問い合わせもあった。
===== 引用おわり
 

(4)  意義

 辞書によれば、「競技」とは「一定の規則に従って、技術や運動能力の優劣を互いにきそうこと」(出典:デジタル大辞泉(小学館))。
 「誰でも参加できる100m競争」では、高齢者や障がい者は出る幕はありません。健常者も含めて誰もが参加でき、誰もが楽しめるよう「一定の規則」を工夫したもののひとつが、「ウォーキングサッカー」でしょう。

 高齢者施設のレクリエーションを観ていると、勝負のあるものへの熱の入り方が違い、興奮し、楽しそうです。個人対戦だと負けて悔しさが出るが、団体戦になるとその悔しさが緩和されるようです。高齢者や障がい者にとって、そのような機会があるのは意義あることだと思います。
 高齢者、障がい者、健常者がチームとなって一緒にゲームすると、互いの距離がいっきに近づきます。そういう意義も大きいと思います。
 


<出典>
走ったらだめ 歩くサッカー
産経新聞(2018/12/15)
 
走ったらダメ!「ウォーキングサッカー」が話題…健康増進の一助に
https://www.sankei.com/sports/news/181215/spo1812150016-n1.html

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