「アジアでの富士山型のヘルスケア」という考え方があり、それを図示したものを添付します。図をじっとみると、三つの構造が見えてきます。
(1) 重層構造
①
健康な生活・街づくり・経済基盤・人材育成
②
ヘルスケアサービス(予防・健康維持等)ヘルスケアサービスとは、「日本国内では主に保険外として提供される予防・健康維持等に関連するサービス」
③ 医療・介護
このうち、③を②が支え、②が①を支える。
(2) 対構造
①
ヘルスケアに必要な基盤の構造
②
具体的事業によるサービス提供
この二つが対になって、上記の重層構造を実現する。
(3) 循環構造
①
日本
②
アジア
両者の間に、人材交流がある。
このうち(3)を除いて(1)(2)を残すと、地域包括ケアシステムになります。発生の順番からいうと、次のようになるのではないでしょうか。
(a) 医療・介護では完結できそうにないので、「ヘルスケアサービス」「健康な生活・街づくり・経済基盤・人材育成」を巻き込んだ
(b) それでもうまくいきそうにないので、アジアを巻き込もう
(c) 日本がアジアを利用するというのではよくないので、アジアにもメリットがあることを示した(アジアにもメリットがあるようにしよう)
よく考えたストーリーです。
どのようにストーリーができたかは、気にしなくても良い。要は、それで日本もアジアも幸せになれば、それで良いでしょう。
狙いは、これだけではありません。次回に続きます。
<出典>
「アジア健康構想に向けた基本方針」改定案https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/suisin_dai22/siryou2.pdf
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