2019年3月25日月曜日

(K0693) 「臨床美術」 認知症予防、感性引き出す効果も <脳の健康>

 
「臨床美術」とは
 
===== 引用はじめ
 絵を描くことで脳の機能を活性化させ、認知症の発症予防や進行抑止につなげる「臨床美術」。近年は認知症予防にとどまらず、子供の感性を引き出したり、心をリフレッシュさせたりする効用も指摘され、さまざまな職種や世代の人々に有効な芸術療法として注目されている。
===== 引用おわり
 

「臨床美術士」とは
 
===== 引用はじめ
 臨床美術士は、NPO法人「日本臨床美術協会」が認定する民間資格。1~5級があり、同協会によると昨年11月末現在、国内外で約2300人の臨床美術士がいるという。
===== 引用おわり
 

兵庫県西宮市の特別養護老人ホームを中心に臨床美術に基づくプログラムを実践する臨床美術士、中谷真理さん(48)
 
===== 引用はじめ
 平成27年に5級、28年に4級の資格を得た中谷さんは昨年4月、社会福祉法人「円勝会」(たつの市)に採用され、法人所属の臨床美術士として働き始めた。月の半分程度は西宮市内の福祉施設や銭湯などで臨床美術のプログラムを実践する多忙な日々を送る。
===== 引用おわり
 

臨床美術での絵の描き方
 
===== 引用はじめ
 「一般的にリンゴを描くとすれば、見たままにリンゴの輪郭だけを表現しても絵になる。でも、臨床美術の場合はリンゴの実物に触れながらイメージを育て、まず中心の種の部分を描く。そして、そこから外側の皮の部分へと色を塗り重ねていく」
 視覚だけで処理せず、手触りやイメージなど五感を使って色や形を自由に表現する。本物そっくりにうまく描くことしか頭になかった中谷さんにとって、この考え方は新鮮だった。
===== 引用おわり
 

 中谷さんは「臨床美術をもっと多くの人に知ってもらい、仲間を増やしたい」と意気込む。
 


<出典>
「臨床美術」浸透へ情熱 認知症予防、感性引き出す効果も
産経新聞(2019/03/21)
 
「臨床美術」浸透へ情熱 臨床美術士の中谷真理さん
https://www.sankei.com/west/news/190312/wst1903120011-n1.html

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