1. 認知症予防には、3つの運動をバランスよくやることが大切
2. 有酸素運動
2.1. 有酸素運動の効果
2.2. トータルが大事・歩きだめができる
3. 筋トレ
3.1. 筋トレの効果
3.2. 加齢による筋肉量の減少
3.3. 歩くことの大切さ
3.4. 歩くことでは筋肉量の低下は防げない
3.5. 移動能力
3.6. 90代でも筋肉はつく
3.7. 運を動かす
【展開】
1.
認知症予防には、3つの運動をバランスよくやることが大切
現状ではこれをやったら認知症に効くとはっきりいえるものはないのですが、潜在的に良さそうというのはいくつもあります。運動もそのひとつ。有酸素運動、筋トレ、ストレッチをバランスよくやることが大切です。
2.
有酸素運動
ウオーキング、ジョギング、水中運動など
2.1. 有酸素運動の効果
有酸素運動は、加齢や塩分のとりすぎで硬くなった動脈を柔らかくする効果があります。運動と食事によって動脈硬化を予防することは、日本人の寝たきり原因1位である脳卒中や心筋梗塞を防ぐのに役立ちます。
2.2. トータルが大事・歩きだめができる
30分続けて歩いても10分ずつ3回に分けても効果は同じ。トータルが大事です。1週間の中で分けても良い。1日8千歩くらい歩くと良いとされていますから、今日1万歩歩いたら明日は6千歩でいい。歩きだめができるんです。
3.
筋トレ
3.1. 筋トレの効果
筋トレは転倒骨折の予防、最近は認知症に効果があるかもといわれています。 … 動けなくなって寝たきりになると、認知症も発症してしまうリスクが高まります。
3.2. 加齢による筋肉量の減少
加齢による筋肉量の減少は30代で始まり、下肢に関しては40代以降、年1%ずつ減ると分かっています。対策をとらないと、100歳まで元気に歩けません。
3.3. 歩くことの大切さ
歩けなければ人とも会えないし好きなこともやれない。歩くためには筋肉を維持しないといけません。
3.4. 歩くことでは筋肉量の低下は防げない
残念なことに、動脈硬化の予防には歩くことが大事だと言いましたが、歩くことでは筋肉量の低下を防げません。筋トレしかない。
3.5. 移動能力
100歳まで元気で歩くために必要な移動能力は、すっと立ちすっと座れる能力と、一定の速度で歩く能力です。片道4車線、計8車線の道路を信号が青の間に渡りきるには筋肉が必要です。
3.6. 90代でも筋肉はつく
90代でも適切に刺激を与えると筋肉はつきます。
3.7. 運を動かす
運動とは「運を動かす」と書きます。
<出典>
ダンスと筋トレで健康寿命 / シンポジウム「100歳ダンス&筋肉~かっこよく! 健康長寿」【100歳時代プロジェクト】 産経新聞(2019/03/13)
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