2019年3月26日火曜日

(K0695)  早く死ねるワースト20 <体の健康>

 
===== 引用はじめ
 世界保健機構(WHO)は2005年、「早く死ねるワースト20」を発表しました。1位が高血圧、2位がたばこ、3位が糖尿病の原因となる高血圧、4位が運動不足、5位が肥満でした。
 運動不足を解消すると、2位のたばこ以外の全てが改善されます。
===== 引用おわり
 
 私の場合はたばこを吸わないので、運動すれば上位の5つの対策がとれることになります。
 
 ところで「早く死ねるワースト20」で検索してもヒットしません。「早く死ねるワースト20」は久野教授の命名で、世界保健機構は「早く死ねるワースト20」を発表していません。
 

 発表したのは、”Global Health Risks”です(図を添付)。

 引用した順位は全世界のものであり、先進国と途上国では傾向が大きく違います。「途上国では低体重児(7.8%)、高血圧(7.5%)、安全でないセックス(エイズなどの感染)(6.6%)が上位になっている」。一方、「米国や欧州、日本など先進国では、死亡につながる危険因子として喫煙(17.9%)、高血圧(16.8%)、過体重・肥満(8.4%)を上位に挙げている」
 
 また、統計では、「喫煙」「高血圧」「過体重・肥満」を個別に扱っているが、因果関係がある。「喫煙」「過体重・肥満」は原因に近く、「高血圧」は結果に近い。原因は直接コントロールしやすい。例えば、原因としての「たばこを吸わない」「食べ過ぎない・間食しない」「運動する」は分かりやすい。一方、結果としての「高血圧」を下げるための行動は、教えてもらわないと分からない。
 
 二つ目の図参照。「虚血性心疾患」のリスクを減らすための行動は、「運動・身体活動」「脂肪摂取」「過体重・肥満」「アルコール」「喫煙」の5つになる。ただし、「過体重・肥満」は結果の方に回して、その原因は「運動・身体活動」「食事(過食しない・栄養のバランス・間食しないなど)」にするのが良いと、私は思う。
 

<出典>
久野譜也、講演「筋トレで移動能力維持を」
ダンスと筋トレで健康寿命 / シンポジウム「100歳ダンス&筋肉~かっこよく! 健康長寿」
100歳時代プロジェクト】  産経新聞(2019/03/13)
 
健康を脅かす上位リスクは高血圧、喫煙、糖尿病 WHO報告
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2009/000171.php


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