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100歳大学は、高齢期の入り口となる65、66歳が対象。期間は1年間で、体験や視察、討論など、毎週1回90分の授業を年40コマ受講。修了生の希望者は、健康生きがいづくりアドバイザーとして認定される
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1. “人生下山”の教育
2. 100歳大学とは
3. 「課題解決型の対症療法」から「教育型福祉」へ
4. カリキュラムは、「人づくり」と「まちづくり」を2つの柱にしている
【展開】
1.
“人生下山”の教育
子供たちは“人生登山”の教育を受け、社会へ巣立っていく。一方、老いを学ぶ仕組みはない。老いてからの時間は長いが、生きる目標や役割を失ったように感じることがある。長生きをするためには、60歳を過ぎてからの生活について備える“人生下山”の教育が必要になってくる2. 100歳大学とは
「100歳大学」は、一般社団法人健康・福祉総研理事長で、当財団理事でもある國松善次元滋賀県知事が提案されたもので、65歳、66歳の新高齢者を対象に福祉や健康づくり、生きがいづくりなどを基に老い方の基礎を体系的に学ぶものです。
3. 「課題解決型の対症療法」から「教育型福祉」へ
今までの高齢者福祉は、介護や年金など課題解決型の対症療法だったが、超高齢社会が到来すれば、限界が来るだろう。100歳大学は課題を回避し、介護などに頼らない老いの生き方を考える教育型福祉への第一歩。
4. カリキュラムは、「人づくり」と「まちづくり」を2つの柱にしている
(1) 人づくりでは、社会保障の仕組みを知り、運動や食事、生きがい、資産運用など、自身の生活を支える知識を学ぶ。
(2) 従来の高齢者事業と異なるのは、まちづくりへの視点だ。高齢社会の一方、若年人口は減少していく。福祉を支える人材も不足する時代が予測される。高齢者が、地域課題や行政の動きを学び、地域に関わっていくことを重要視している。
<出典>
地域貢献できる高齢者を / 國松善次・元滋賀県知事「100歳大学」展開【プレミアム プラス1】産経新聞(2020/01/30)
【学ナビ】100歳大学で老いの覚悟と備え 國松善次・元滋賀県知事が普及活動
https://www.sankei.com/life/news/200115/lif2001150006-n1.html
● 100歳大学
http://ikigai-zaidan.or.jp/100歳大学
● 100歳大学パンフレット
http://ikigai-zaidan.or.jp/wp-content/uploads/2016/09/100-full.pdf
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