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認知症の診断対象として、「認知機能障害」と「生活機能障害」(今回開発)がある。IoTとAIを活用することにより高齢者の生活行動の見守りを可能とし、そこから生活機能の障害の度合いを定量的に把握できる
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1. 認知症の診断=「認知機能障害」+「生活機能障害」
1.1. 認知機能障害
1.1.1. 「認知機能障害」を会話型ロボットとの会話により定量的に把握できる認知症予兆検知ロボットを開発し => 長崎大学病院で実証実験を行い、国際会議でその高い有効性が評価され“SpecialMerit Award”を受賞しています
1.1.2. 家族に関する情報を会話型ロボットとの会話に盛り込み、その真偽を家族に確認することにより記憶の確からしさを計測する新しい手法を創出し => 有効性評価を行っています。
1.2. 家事が行えないなどの「生活機能障害」の把握
1.2.1. 「生活機能障害」を把握するためには、高齢者だけでなく、その家族にもヒアリングする必要があるため => これまでの会話型ロボットだけでは難しいという問題がありました。
1.2.2. IoTとAIを活用することにより、従来の会話型ロボットで、高齢者の生活行動の見守りを可能とし=>そこから生活機能の障害の度合いを定量的に把握できるシステムの開発に成功しました。
2. 原理としては、
2.1. 高齢者の宅内外に設置した①超小型センサ、
2.2. 高齢者の宅外行動を把握するための②ウェアラブルデバイス、
2.3. クラウド上の③人工知能を連携させる
3. 具体的には、
3.1. 加速度センサと通信機能(Bluetooth Low Energy)を備えた一円玉大の超小型センサを既存の家電や家具等に張り付けることで、
3.2. 例えば、高齢者がトイレに行った回数やゴミ箱を開けた回数などを検知することで、
3.3. 日常生活動作(ADL:Activities of DailyLiving)を定量化することができます。
<出典>
長崎大学、「生活行動把握型認知症予兆検知システムの開発に成功! 長崎大学病院において、実証実験を開始」
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/science/science191.html
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