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「自然死と安楽死のどちらが正解か」の答はない。意思表示できなくなったら、その人(動物)を愛する人の決断が正解だ。「欧米は進んでいて、日本は遅れている」という発想は止めよう。動物の死をめぐって、思った
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「ご長寿さん」の動物は幸せな最期を迎えているのか-
(1) 京都市動物園
雄のライオン「ナイル」。国内最高齢の25歳10カ月で死んだ(1/31)。
積極的な延命治療はせず、静かに見守った。死ぬ2日前まで展示した。
やせ細った姿(150kg -> 96kg)に外国人来園者を中心に「安楽死させるべきだ」との意見も寄せられた。
「ナイルの生きる意志(*)を尊重し、生活の質が著しく落ちない限り、最後まで飼育する」との文章を日本語と英語で掲示した。
(*) 「足取りがおぼつかなくなっても、来園者が近づくと自分の縄張りを主張するた。めにほえており、最後まで懸命に生きる姿が見られた」
「最期は苦しそうな様子もなかった。『動物の死について考えさせられた』という声も来園者から寄せられ、ナイルの最終章を良い形で見てもらえたのでは」
(2) 兵庫県南あわじ市の観光施設「淡路ファームパーク イングランドの丘」
メスのコアラ「ひかり」。国内最高齢の23歳で死んだ(2/1)
老衰。展示せずに居住スペースにいた。メスコアラ「みなみ」は3年間展示されずに死んだ
(3) 札幌市の円山動物園
メスのエゾヒグマ「栄子」。国内最高齢の41歳で死んだ(26年)
安楽死(体組織の壊死が進行。骨が見えるほど床ずれが悪化していた)
「生活の質を著しく損なっており、考え抜いた上での決断だった」
(4) 米国の動物園
健康状態が悪化した48歳の像が死んだ(昨年9月)
安楽死処分
展示方法や最期をめぐっては、欧米を中心に「動物の福祉」との考え方が広がっている。日本では最期までみとることが一般的だが、欧米では苦しみを取り除くために安楽死を選ぶケースが多い。
<出典>
飼育動物 幸せな最期は
【NEWS WHY? ニュースを知りたい】 産経新聞(2020/02/18)
寿命を全うか安楽死か ご長寿動物の幸せな最期とは
https://special.sankei.com/a/society/article/20200217/0002.html
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