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「高齢者が介護や医療を受ける側として『私たちのためになんでもやってくれ』という行政依存型では立ちいかなくなる。動ける高齢者が行動しなくては」。移動車販売で、団地に失われていたにぎわいも戻りつつある
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当社(=大和ハウス工業)が1970年に開発を始めた郊外型戸建住宅団地「上郷ネオポリス」は、1972年の販売開始から40年以上経過し、高齢化率は約50%の団地となり、人口減少や度重なる店舗の閉店等、様々な社会課題が山積し、その課題解決に向けた取り組みが必要となっています。
そのような中、2014年より当社は住民との意見交換を開始し、 … 第一種低層住居専用地域においてコンビニエンスストアの建設が可能となり、コンビニエンスストア併設型のコミュニティ施設「野七里テラス」を開発することとなりました。
この「野七里テラス」について、(K1064)で書きました。
さて、「施設をつくるだけでは、家にこもりがちで悩みを抱える高齢者や家族を十分ケアできない」。それに対応するものとして、「株式会社ローソンは、当施設を拠点とした移動販売も2019年11月以降に開始する予定です。移動販売先では地域住民から募集したボランティアが、高齢者などの買い物客のサポートを行います」。
現時点では、既に開始されています。その効果は、
(1) 移動車が来ると、住民がぞろぞろと家から出て集まってきた。顔を見知っている程度で交流もなかった住民同士が何とはなしに会話を始め、やがて井戸端会議に。
(2) 戸外で交流を始めた高齢者が、今度は子供やその家族など若い世代とふれあう光景見られるようになった。団地に失われていたにぎわいも戻りつつある。
「高齢者が介護や医療を受ける側として『私たちのためになんでもやってくれ』という行政依存型では立ちいかなくなる。動ける高齢者が行動しなくては」(上郷ネオポリスまちづくり協議会の座長、吉行信幸さん(72))
<出典>
「23.お買い物を便利に」
https://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/kusei/kucho/sakae_kirakiratsusin/kirakiratsusin23.html
団地の交流広げ 新たな見守り
【どうする福祉】 産経新聞(2020/03/23)
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