2020年3月14日土曜日

(K1048) 「家で死にたい」を叶える在宅医療、普及のカギを握る新職種「PA」とは(4) <臨死期>

 
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PA(フィジシャン・アシスタント)を「在宅医療アシスタント」と意訳すると分かりやすい。医師にとっても、患者にとっても、本人にとつても、在宅医療にとってもメリットがある。日本でPAの活躍が始まっている
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 (1038)(1040)(1042)でPA(フィジシャン・アシスタント)について書いてきました。カタカナで書かれるとよく分かりません。新聞記事では「在宅医療アシスタント」と書いてあり、こちらの方が、イメージが湧きます。さらにタイトルをみると、


   意思と患者の橋渡し
   家族により添い負担を軽減
 なるほど、何をしようとしているか、うかがい知ることができます。
 
 PAというシステムに、どのようなメリットがあるでしょうか。
(1)  医師にとってのメリット
(2)  患者にとってのメリット
(3)  本人にとつてのメリット
(4)  在宅医療にとってのメリット
 
【展開】

(1)  医師にとってのメリット
  車の運転やかばん持ちをして診療を補佐
  医師に代って訪問先の順番を下調べし、書類作成や物品の補充をする
 
(2)  患者にとってのメリット
  いつも家に来る顔なじみで、忙しい医師に伝えにくいことも相談できる
  患者や家族の意志決定や環境整備を手助けする
 
(3)  本人にとつてのメリット
  異業種からこの仕事を始める人が多い。働いている約30人のうち約3分の2はIT企業や大工など、医療とは無縁の仕事を経ている
  社会人になってから医療の仕事に興味を持っても、専門学校で学び直して看護師などの資格を取るのは勇気がいる。PAは入り口として飛込やすい
  資格がなくても、医療で自分にできることがある。それがPAの仕事だ
 
(4)  在宅医療にとってのメリット
  各地で在宅医療に頼る人が増える中、医師と患者を支えるPAは欠かせない
  患者の情報共有が不可欠で、様子を把握しているPAの役割は大きい


<出典>
在宅医療アシスタント 意思と患者の橋渡し 家族により添い負担を軽減
産経新聞(2020/02/28)

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