2020年3月16日月曜日

(K1050) 「家で死にたい」を叶える在宅医療、普及のカギを握る新職種「PA」とは(5) <臨死期>

 
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今後の在宅医療を支えるだろうPAには二面ある。医師や看護師でなくてもでききる仕事は、PAにしてもらう。医師や看護師ではできない仕事を、PAにしてもらう。単なる省力化ではなく、付加価値をつけられる
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 在宅医療というものが、これからどんどん増えていくだろうし、それは良いことだと思います。気がかりなのは、それが増えていくとき、サービス提供者の量を確保できるかということです。量は量に留まらず、必ず質に影響を及ぼします。医師や看護師が不足し、在宅医療提供者が対応しきれなくなったり、それに伴い質の悪い事業者が出てきたりしないか、と心配です。
 
 PAというのが、一つの有力な対応策になると思いました。二つの面があります。
(1)  医師や看護師でなくてもでききる仕事は、PAにしてもらう
(2)  医師や看護師ではできない仕事を、PAにしてもらう
 単なる省力化ではなく、付加価値をつけるものです。そのためには、PAの質が確保できていることと、PAを活用できるシステムがあることが必要です。
 
 「在宅医療 PA」で検索して出てくるものは、ほとんど「やまと診療所」が関わっています。つまり、ここでは実績を積んでいるが、他ではまだあまり普及していないように見えます。かなり高度な経営理念、運営ノウハウも必要なシステムで、PAを育てながら実務をこなしていかねばなりません。儲け主義の事業者が参入してくると、悲惨なことが起こってしまうかもしれません。
 質の高いPAが定着することにより、日本の国の在宅医療が今後充実していくことを期待します。

在宅医療PA(診療アシスタント)の採用・求人情報 | TEAMBLUE ...


https://teamblue.jp/career/pa/
 
【在宅医療PA(診療アシスタント)】無資格・未経験からプロの医療人へ!
https://job-medley.com/mc/357529/
 
「家で死にたい」を叶える在宅医療、普及のカギを握る新職種「PA」とは
https://diamond.jp/articles/-/215716
 
「在宅医療PA」が活躍 年間看取り279件に/やまと診療所
https://www.koureisha-jutaku.com/newspaper/synthesis/20191016_08_2/
 
診療に当たっては医師も「在宅医療PA」の指示で動く-安井佑・やまと診療所院長に聞く◆Vol.2
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/703561/
 
【近ごろ都に流行るもの】「PA(ピーエー)って何者?」(上)在宅医療支える「無資格のプロ」
https://www.sankei.com/premium/news/190824/prm1908240005-n1.html
 
 このシリーズ終わり

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