2020年5月27日水曜日

(K1123)  どこまで家でみるか / 高見国生さんからのメッセージ(2) <認知症>


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6月末での連載終了に向かっての、高見国生さんからのメッセージ(2)。「どこまで家でみるか?」多くの家族の悩み。考えるポイントは①家族の力の限界まで、②家族でみることが良いことか、③介護に後悔は似合わない
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 認知症の介護だけでなく、広く参考になります。
 私が「後悔しない」ようにしているのは(3)と同じです。それができるのは「これ以上できないと思うまで頑張る」(1)から。だから「自分だけで頑張るのが良いことか」(2)と思えるようになります。
 三つは、セットになっています。

(1) 家族の力の限界まで
 それでこそ、施設入居のありがたさが感じられるのです。入居後に「やれることだけはやった」と思えるようにするためにも、力の限界までは頑張ることが大切です。

(2) 家族でみることが良いことか
 介護家族は家族としての責任感と愛情をもって介護しているのですが、それが良い介護になっているかどうかは別問題です。介護疲れで愛情があっても優しくできないこともあります。

(3) 介護に後悔は似合わない
 どんな介護でも、後悔のない介護はありえません。後になって「あの時はああすれば良かった」と思うことは必ずあります。しかし、介護はその時できる最善のことをやっているのです。

<出典>
どこまで家でみるか
【高見国生の認知症と歩む】(39) 産経新聞(2020/05/22)

添付写真は、
認知症の高齢者は脳トレよりも楽しく生きることが最も大切
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/262571


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