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施設内には臭いがあり、スタッフは流れ作業的に寝たきり老人のオムツを替える。介護職になる前は、それが介護だと思っていた。しかし、現場の光景は全く違っていた。初日にオムツを外し、トレーニングを開始する
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重度化防止に取り組む複合施設 / 代わりにするのが介護だと思っていた
【~から】 産経新聞(2020/04/10)
以前に特養で質問しました「体が不自由でも気持ちがシャキッとしている人もいるでしょう。そうでない人と何が違うのですか?」。答えは「自分で下の世話ができなくなった時、一気に覇気が無くなる方が多いです」
骨折で入院している人の話「トイレに行け、尿瓶を使わなくてよくなったとき嬉しかった。最初は夜中でも看護婦さんに来てもらわないとトイレに行けなかったが、一人で行く許可が出て嬉しかった」
便秘になって、綿棒で硬くなった便を書き出してもらうのは、本当に嫌だろうなと思います。
トイレは尊厳に深く関わり、尊厳は生きる意欲に強く関わるのではないでしょうか。
3.トイレに座る
===== 引用はじめ … 箇条書きにしてタイトルを付けた
①【布パンツ】オムツをしない布パンツの生活を提供します。
②【おおらか】年をとると失禁はあたり前ですので、おおらかに暮らしていきます。
③【食事の改善】食事の改善で便秘を治すことによって、機嫌のいい暮らしを提供します。
④【肌につけない】便を肌につけたままの介護は介護とはいいません。
⑤【トイレ優先】食事中でもトイレを優先し、
⑥【プライバシー】排泄中は、介護者は離れてもいい、安全対策をしてプライバシーを守ります。
⑦【頻尿】精神的に追い込んで頻尿をつくらないようにして、
⑧【工夫】布パンツとパットの工夫でオムツをやめ、
⑨【自宅でも】日常的な学習会で自宅でもオムツをやめられる生活を提案していきます。
⑩【改修】住宅改修のときは「あすなら仕様」のトイレ改修をおすすめします。
===== 引用おわり
「10の基本ケア」のうち「3.トイレに座る」が後に控えているから、「2.床に足をつけて椅子に座る」努力をする意欲が出てきます。動機づけと言う意味でも、この順番は大切だと思います。
<出典>
あすなら10の基本ケア
https://asunaraen.or.jp/care/
「あすなら仕様」のトイレ改修
https://www.ur-net.go.jp/chintai/kansai/nara/elderly/pdf/co-rabo_2014-05.pdf
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