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「施設内には臭いがあり、スタッフは流れ作業的に寝たきり老人のオムツを替える。介護職になる前は、それが介護だと思っていた。しかし、現場の光景は全く違っていた」介護福祉士、中西さんは、思い返して苦笑する
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「代わりにするのが介護だと思っていた」、産経新聞(2020/04/10)
前半の(1)~(6)は、元気な長寿の人が、生きがいをもって活動することにより、元気な状態を長く続けるためのものです。
後半の(7)~(10)は、要介護度になってしまっても、できることは残っており、そこに参加する事により、要介護であっても生きがいのある暮らしをしようというものです。
最後の(11)~(13)は、この章のまとめであると同時に、「あすなら10の基本ケア」の向かう先を示しています。
● 夢中になれることをする
===== 引用はじめ … 箇条書きにしてタイトルを付けた(1) 【元気な長寿の人】介護保険上の要支援・要介護以外の元気な長寿の人に対して
(2) 【システム構築】「あすなら安心支援システム」の構築をしていきます。
(3) 【居場所づくり】「あすならサロン」に集まり、ランチ企画で居場所づくりをします。
(4) 【地域の絆づくり】また、「あすなら買い物バス」で地域の絆をつくり、毎月6回以上のつながりシステムをつくります。
(5) 【身体を動かす】歴史ハイキング、ゲーム・リハビリで体を動かし、
(6) 【ボランティア】「まちかどネット」でボランティアを行い、地域をつくっていきます。
(7) 【要介護度の人】要介護度の人には
(8) 【生きがいイベント】「ふるさと訪問」や、タイガース応援、宝塚劇団観賞、都おどり、お伊勢まいりなど生きがいを提供しています。
(9) 【障害者支援】「ユニバーサル就労」で事業所のある中学校区内の障がい者への支援をします。
(10)【保育園との交流】さくらさくらんぼ保育を取り入れた「あすなら保育園」との日常的な交流をし、
(11)【健康長寿日本一】奈良県を健康寿命日本一にするために、
(12)【奈良の歴史】奈良の歴史を生かす暮らし、史跡、寺めぐりなどをして、
(13)【生きがい】いきがいのある暮らしづくりをしていきます。
===== 引用おわり
10段階あり、ここが8番目ですが、ここがゴールです。介護やリハビリは、ここに達するため、つまり、「いきがいのある暮らしづくり」に達するための手段です。「介護とは、オムツを替えることである」ではない。「あすなら10の基本ケア」の最も大切なポイントだと思います。
<出典>
あすなら10の基本ケア
https://asunaraen.or.jp/care/
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