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上向きに寝たきり→寝返りはする→座る→立つ→歩く。普段気にしていないが、見える景色がどんどん豊かになる。座れるというのは、大きな転換点になる。しかも、足の裏に加重がかかると覚醒する。無理なく順番に
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重度化を防ぐ「10の基本ケア」の第二番目は「床に足をつけて椅子に座る」です。文字通り「自立」、自分の足で立つ準備の第一歩です。これが2番目に来るのは、よく分かります。
2.床に足をつけて椅子に座る
===== 引用はじめ … 箇条書きにしてタイトルを付けた
①【覚醒】人は立ち上がり、足の裏に加重がかかると覚醒します。覚醒すると脳から指令が出てトイレに座っての排泄、椅子に座っての食事ができるようになります。
②【廃用・拘縮】廃用・拘縮のある人は低いベッドで足の裏に加重をかけて、拘縮を治してから、次にベッドから尻上げリハビリ体操で下半身の筋力をつけます。③【習慣】足を使って立ち上がる習慣をつけるケアが生活再建のリハビリのポイントになります。
④【住宅改修】住宅改修は自分でベッドから立ち上がれる環境をつくり、
⑤【移乗】介護者は下半身を使った移乗方法で事故と腰痛防止をします。
⑥【転倒】転倒しても骨折しない体力と環境づくりをして、
⑦【車椅子】室内はしっかり足の筋力を使う車椅子やリハビリタンスを設置します。
⑧【頭の位置】頭が一番重いので、立ちあがりは頭の位置を考えての自立支援リハビリをします。
⑨【椅子とテーブル】肘のない椅子と肘より低いテーブルでの生活から、前かがみで骨盤がたっている正しい座位ができる生活リハビリをします。
===== 引用おわり
介護経験のある人には当たり前なのでしょうが、経験のない私でも、思い浮かべることができます。家族が家庭で介護する時にも参考になりそうです。「さあ、立つ練習をしましょう」ではなく、①から始めて順次⑨までいく順番も納得できます。
「トイレに座っての排泄、椅子に座っての食事ができるようになります」(①)ということは、「10の基本ケア」のうち「3.トイレに座る」「4.あたたかい食事をする」より先になければならず、「5.家庭浴に入る」の準備にもなります。
やはり、順番に意味がありそうです。
<出典>
あすなら10の基本ケア
https://asunaraen.or.jp/care/
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