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認知症の人が若いころはどんな時代だったでしょうか。ものがあり余っていたという人は少ないはずです。収集癖は、そんな時代背景に起因します。その時代に記憶が戻り、「もったいない」と、せっせと拾い集める人も
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(収集癖)まだ使えるからもったいない(1) ~ どういうことがよく起こるのか
● 拾い集めをやめない
がらくたを集めてきたり、同じものばかりを買い集めたりして、家の中がものであふれることがあります。
<こんなケースも>
・ 家がごみ屋敷になる
・ 自治体によってはごみの持ち去りで処罰がある
・ 万引きにつながることもある
・ 同居する家族のものもなくなる
<本人の気持ち>
「ものがたくさんあれば、何があっても大丈夫」
ものを集める行為は、心の不安を埋めようとする行為と考えられます。人に片付けられそうになると、「大事なものを盗まれる」と思いこみ、いっそう大事にしまいこみます。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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