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最後の時期には緩和ケア病棟への入院を望んでいたが、病状は比較的落ち着いていて苦痛も少なく、ご家族皆さんで支えておられたので、自宅療養とすることになった。思春期の息子さんが選んだ、最後の関わり方
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前回「大好きだから何かしてあげたい」と一連の話です。
40代で、悪性腫瘍を患っていた女性。最後の時期には緩和ケア病棟への入院を望んでいたが、病状は比較的落ち着いていて苦痛も少なく、ご家族皆さんで支えておられたので、自宅療養とすることになった。
体の状態はもう最終的な状態。もはやせん妄も出ないほどの意識状態になっていた。残りの時間は非常に短いものとなってきた。
思春期の息子さん。
===== 引用はじめ
「お母さんの横で寝たかったら、一緒にベッドに寝ても大丈夫やで」と、私はお子さんにお伝えしました。思舂期の息子さんはそれを聞いて笑っていましたが、その後、お母さんの介護ベッドの横にある、お父さんのベッドに寝て、足だけチョンとお母さんにくっつけて昼寝するようになったそうです。お子さんたちは小さいときから幾度もお母さんが危ない山を乗り越えてきたのを見ていました。でも、今回は本当にもう無理なんだということを感じておられました。お子さんたちは大人以上にしっかりと受け入れておられたようです。
===== 引用おわり
続く
<出典>
尾崎容子、「大好きだから何かしてあげたい」
【在宅善哉】 産経新聞(2020/08/22)
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