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娘《母が亡くなったとき不謹慎ながら解放されたという感情がはじめに出てきました》。あくまで想像だか、亡くなったお母さんもまた亡くなった時に《解放されたという感情がはじめに出てきました》ではないか
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筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者嘱託殺人事件で、殺害された女性が死を選ぶまでの苦悩は、想像を絶するものだっただろう。7月31日付朝刊に掲載された「風」では、「生きること」を選んだ難病患者の家族の意見を紹介した。
だが、病をとりまく過酷な状況に、延命措置をしない「消極的安楽死」を選択する患者は少なくない。
===== 引用はじめ
《母が亡くなったとき不謹慎ながら解放されたという感情がはじめに出てきました》。7年前にALSで母親を亡くした30代女性は、メールで打ち明ける。
母は生前、延命措置について拒否の署名をしていた。その後何度か家族や医師らと話し合ったが、かたくなだった。「生きたいけれど、このような状態で生きていても意味がない」。当時父が重い病を患っており、女性は介護に限界を感じていた部分もあった上、母の意思を尊重したいと考えたという。
結局、延命措置はしなかった。「あのときは、それしかなかった」。女性は今もこう振り返る。
===== 引用おわり
【風-ALS患者嘱託殺人(7)】「死ぬこと」にも多様性を
2020.8.11
18:56産経WEST、産経新聞(2020/08/12)
一時的な「死にたい」と、先がなく継続的な「死にたい」を、分けて考えないのは、残酷にも思える。―― 個人の感想です。
<ご参考> 関連する、過去の投稿
(K1194) 同意を求められた / 「事前指示書」提示されて(1) <リビング・ウィル>
(K1198) 「カリフォルニアから来た娘症候群」 / 「事前指示書」提示されて(2) <リビング・ウィル>
(K1204) 「尊厳死」≠「延命処置の拒否」 / 「事前指示書」提示されて(3) <リビング・ウィル>
(K1205) 大切なのは結論ではなくプロセスだ / 「事前指示書」提示されて(4) <リビング・ウィル>
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