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特に、今の高齢者は戦中、戦後と貧しい時代を経験している人が多い。「もったいない」と、せっせとがらくたなどを拾い集め人も。もの以外にも、「人集め」といって、用事もないのに人をよびつけることもあります
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集めるものは、人によって異なりますが、石や紙くずなどさまざまです。米や砂糖など、同じ品物を大量に買い込む「乱買」も、収集癖のひとつです。
こだわりの対象はたいてい長続きせず、別の対象に移ります。
(収集癖)まだ使えるからもったいない(2) ~ どうすればよいか
● こだわりと不安を理解する
本人は集めたくて集めています。その気持ちを考え、無理にやめさせず、捨てるときも配慮をしましょう。
<配慮するとよいこと>
● 心理
生活歴と不安が収集の理由
苦労や不安を感じないように、心のケアを行う。
● 対応
本人のいないところで少しずつ処分する
不衛生なものや、溜まりすぎたものは、本人に分からないように処分する。
● 対策
大事なものは隠しておく
家の中ても目についたものを一カ所に集め出すことがある。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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