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「支援を必要とする人の増加に支援する側が追いついていない」。勉強会に来るのは関のある人だけで、地域を巻き込むのは難しく、「何か楽しめる方法を」と考えていた中、「ゲームはどうか」と提案があった
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前回からの続き
千葉さんは介護離職などを経た平成23年、高齢者やその家族の相談支援のために法人を設立した。支援の中で、継続的に訪問していた高齢者が孤独死するケースがあり「支援を必要とする人の増加に支援する側が追いついていない」と痛感した。勉強会に来るのは関のある人だけで、地域を巻き込むのは難しく、「何か楽しめる方法を」と考えていた中、仲間から「ゲームはどうか」と提案があった。
「コミュニティコーピング」
ゲーム制作の専門家を招き開発に着手。千葉さんが相談事業で培った経験を生かし、ゲーム内の「悩み」もリアルなものとなった。新型コロナウイルス感染防止で、まずはオンライン版となったが、現実でもつながりをつくれるよう、クラウドファンディングで資金を募リボードゲーム版を作成する計画だ。
ゲームとは異なり、現実では解決が難しい問題も多く「とにかぐ話を聴いて悩みを明らかにすることが大切」と千葉さん。「ゲームでの体験を経て、一人一人がプレーヤーになってほしい」と期待を込めた。
このシリーズ、終わり。
<出典>
超高齢社会 ゲームで体験
産経新聞(2021/04/23)
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