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高齢者では加齢に伴う皮膚の変化や温度感覚の低下がある。皮膚との相性や温熱面で「加齢による体の変化にうまく合わせられず、適切でないものを選んでしまっていることも多い」と文化学園大の佐藤真理子教授は指摘する
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高齢者の場合、加齢に伴う皮膚の変化や温度感覚の低下で、本人も気づかないうちに体に合っていないものを選んでしまうことも多いという。
例えば、佐藤氏らが65~88歳の女性104人を対象に今年、行ったアンケートによると「衣服によって皮膚がかゆくなったりかぶれたりしたことがあるか」との問いに対し、62%の人が「ある」と答えた。
皮脂の分泌や保水力の低下で皮膚がダメージを受けやすく、衣服との接触による摩擦にも注意する必要があるという。
「摩擦による不快を避けるという点では、一般的に綿やシルクが優れている。状況に合わせて、それぞれの皮膚(の状態や感覚)に合った選択を心掛けるべきだ」と強調する。
服装学部教授の佐藤氏は衣服の快適性と機能性を研究。それらの面から高齢者の衣服選びについては、(1)皮膚と衣服との相性(2)温熱面からの快適さ(3)運動機能との関係-がポイントとなると話す。
<出典>
シニアの衣服選び 配慮を
【100歳時代プロジェクト】 産経新聞(2021/05/10)
https://www.sankei.com/life/news/210503/lif2105030002-n1.html
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