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体温調節の機能も低下している。最近では主流となった軽くて温かい機能性素材は若い頃になかったため、そもそもなじみがない。そのため「冬には(保温のために)重めの服をたくさん着てしまう傾向がある」という
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高齢者は温度変化に対する感覚や、体温調節の機能も低下している。さらに、最近では主流となった軽くて温かい機能性素材は若い頃になかったため、そもそもなじみがない。そのため「冬には(保温のために)重めの服をたくさん着てしまう傾向がある」という。
佐藤氏の研究室の学生が冬に行った調査では、若い人に比べて、高齢者では着る枚数が多く、重さもあるなど、過剰な重ね着の人が多かった。
「着込み過ぎると体温調節が難しくなるだけでなく、重さによる締め付けで血流も悪くなり、寒さへの対応力が落ちる悪循環になる」という。
蒸れなど皮膚への悪影響を防ぎながら、衣類を着込まずに温熱面での快適性を保つには、汗など体から発生する水分を吸収して発熱する「吸湿発熱」などの機能性素材を使った軽い肌着がおすすめだという。
===== 引用はじめ
綿などの一般的な素材でも吸湿するときに熱が発生する。綿100%のシャツとポリエステル100%のシャツ(同じ熱伝導率、熱伝達率に作ったもの)を比較し、吸湿性と衣服の快適性を調べた平田さんらの実験によると、環境の湿度が50%から90%に上がると、ポリエステルは大きな変化がないのに対して綿は表面温度が急激に上がることが分かった[図1(*1)]。
===== 引用おわり
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/121800538/
<出典>
シニアの衣服選び 配慮を
【100歳時代プロジェクト】 産経新聞(2021/05/10)
https://www.sankei.com/life/news/210503/lif2105030002-n1.html
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