【 衰え ・ 自覚 】加齢に因る体の痛みと気力の衰えを、科学的治療と他者とのコミュニケーションによる脳ヘの刺激で蘇らせたのは、驚きでした。小さな変化と成功体験が、自発性を促すと思います。
私の母も80代後半から腰が曲がり、足も痺れると言ってほとんど歩かなくなりました。「痺れても少し歩く練習したら?」と私が勧めても、なんだかんだ理屈をつけてはテレビの前から動こうとはしませんでした。表情もどんどん失われていくように思えました。
ところが90歳で入居した施設で毎日筋トレの指導を受けたところ、曲がっていた腰が伸び表情も生き生きと蘇ったのです。「最初は渋々だったけど、少しずつ腰が伸びるのが分かって楽しくなった」と言います。
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… 加齢に因る体の痛みと気力の衰えを、科学的治療と他者とのコミュニケーションによる脳ヘの刺激で蘇らせたのは、驚きでした。
同じことの繰り返しの単調な日常では、ますますやる気が失われます。小さな変化と成功体験が、自発性を促すと思います。まずは、お母様が成功できそうな趣味を見つけてあげてはいかがでしょうか。
<出典>
柴門ふみ(回答者)、「衰え認めぬ母 自覚持ってもらうには?」
【人生相談 あすへのヒント】 産経新聞(2021/08/02)
<添付> イメージ図
https://goshominami-clinic.jp/knowledge/elderly-rehabilitation-attention.html
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