【 在宅善哉 ・ 尾崎容子 】 五感 を満足させる ケア 。1. 在宅の看取り においては気持ちを方向転換する。2. ケア を充実させることが大切。3.ケアとは何か。4. あめ を食べさせてあげる。5. 声がけ をする
1.
在宅の看取りにおいては、気持ちを方向転換する
2.
ケアを充実させることが大切
3.
ケアとは何か
4.
あめを食べさせてあげる
5.
声がけをする
【展開】
1.
在宅の看取りにおいては、気持ちを方向転換する
看取りは誰かが頑張ればよいというものではなく、患者さんにかかわる、患者さんを大切だと思う、みんなが「大好きだから最期まで頑張ってほしい」という気持ちから「大好きだから、最期の時を穏やかに過ごしてほしい」という気持ちに方向転換し、同じ方向を向いて臨むことが大切であると考えています。
2.
ケアを充実させることが大切
この状態で医療としてできることは限られているけれど、ケアを充実させることが大切であるということを説明しました。
3.
ケアとは何か
ケアとはなんでしょう。五感を満足させるケアのことです。温かくて、あるいは冷たくて気持ちよい、よい香り、好きな音。好きな景色…。
4.
あめを食べさせてあげる
奥さまは、患者さんはぎりぎり唾液の臓下ができることからこの状態で何だったら誤熙しないか考えて、あめを食べさせてあげたのだそうです。患者さんは「おいしい、おいしい」と、とても喜ばれたということです。
5.
声がけをする
また、ご家族が入れ代わり立ち代わり来られてお声がけをされていました。このように親しい人たちが出入りする気配、声、すべてがこの方にとって「心地いいもの」となりうる「最高のケア」なのです。
<出典>
尾崎容子、患者さんを大切だと思う看取り
【在宅善哉】 産経新聞(2021/08/09)
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