2021年8月19日木曜日

(K1572) 人類初、90歳で100メートル16秒台(1) 動機

 【 世界新記録 ・ 100m走 】100メートル走で、1686の世界新記録を打ち立てた 田中博男 さん(90)。定年直前までスポーツの経験がなかったという。田中さんは、これから運動を始めようという 中高年 に、 エール を送る


 今年5月、青森市の田中博男さん(90)は、記録会の100メートル走で、16秒86の世界新記録を打ち立てた。90歳以上では〝人類初〟の16秒台という偉業だが、田中さんは定年直前までスポーツの経験がなかったという。

 

 田中さんは、これから運動を始めようという中高年に、次のようにエールを送る。

 「自分の力を試すのか、それとも人との交流を楽しむのかを見極めて。いずれにせよ高齢期を大いに楽しんでほしい」

 田中さんは、前者だ。

 

 小学校教諭だった田中さんがトレーニングを始めたのは定年前年の59歳の秋。それまで運動経験がなかったが、「子供のころ足が速かったので、陸上をやってみようと思った」という。5歳刻みでクラスが変わるマスターズ陸上なら、「年齢が上がっても新たなクラスで記録更新や上位を目指せる面白さがある」。

 

 最初の大会(平成3年、60歳)での100メートルの記録は15秒6。「本気で練習したらどのくらい出るかを試そうと、気持ちに火がついた」と振り返る。

   冬は雪深く制約があるものの、週に4~5回、室内の運動場で練習。

   約40分かけて全身のストレッチを行った後、

   100メートルの全力疾走と歩行を交互に行うインターバル式のトレーニングを計約1・5キロ。

   さらに上り階段を使ったダッシュを2、3本。

 

<出典>

人類初、90歳で100メートル16秒台

【100歳時代プロジェクト】 産経新聞(2021/07/29)

https://www.sankei.com/article/20210729-PCBWKDAHCRKVRHC4BQEJQK77EU/



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