【 高齢期の家庭経済 ・ 全体像 】 60歳を境にして、暮らしの収支は大きく変わる傾向。60歳で定年退職し、以降も働き続けた場合でも、収入は以前の6割程度。支出も子育てや会社勤めが終わると変化するが、その減少カーブは緩やか
【全体像の把握】
「必要な収入と生活費」グラフィックを見る
添付のグラフィックは、世帯主の年代ごとに、世帯(2人以上)の平均的な生活費と、毎月の収入を示したものです。家族構成など個別の事情を反映しない平均的な数字ですが、眺めてみると「人生100年」の後半生の暮らしがどう変化していくかをイメージできます。
まず、60歳を境にして、暮らしの収支は大きく変わる傾向がうかがえます。
【収入】
60歳で定年退職し、以降も働き続けた場合でも、収入は以前の6割程度になるなど下がるのが一般的なようです。再雇用や再就職などで雇用形態が変わることも関係していると思われます。
一方、無職になると、年金受給を60歳に繰り上げても、月々の生活費は不足しそうです。受給開始が通常の65歳からでも、足りるとはかぎりません。
【支出】
もちろん支出も子育てや会社勤めが終わると変化しますが、その減少カーブは緩やかです。
<出典>
60代から始める「6割サイズの暮らし」
【100歳時代のマネー講座】 産経新聞(2021/08/23)
https://www.sankei.com/article/20210823-GEM353ZYL5NDZISHABZQAKF5EA/
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