2021年9月4日土曜日

(K1588) おひとりさま男性のホーム暮らし。決め手、コツなど

 【 おひとりさま ・ ホーム暮らし 】 「妻に先立たれて独り暮らしになり、三度の食事に往生し、一軒家の管理も大変で、高齢者住宅へ住み替えたいのですが」と男性のMさん(当時71)が相談に来られたのは17年前です


【とかく男性は老人ホームというと、「自由がない」「束縛される」と敬遠する方が多いのですが、Mさんはこう考えられました】

 「入居によって享受できるものを『資産』とし、今まで所有していたが、失うであろうと予測されてものを『負債』と考えました。バランスシートとしてみた資産から負債を差し引いたものが、今後に得られる価値の大きさであろうと判断したところ、それは意外に多く、加えて今後の未知な生活に対する期待と夢がありました」

 

【決め手は何でしたか?

 「介護付きで終の棲家を前提に、自然や社会環境、生活空間、運営方針、サポート態勢、施設の規模などを考えました。そして若い頃に住んでいた地に近く古い友人もおり、美術館やコンサートにも行ける現在のホームに決めました」

 

【入居生活をうまく送るコツはありますか?】

 「現在の生活は過分に恵まれた環境だと再認識しています。ホームの生活は共同・共助社会。すべて『してもらう』のが当然ではなく、感謝の念を失わず、笑顔の人生が肝要だと思っています。優等生過ぎますか()

 

<出典>

米沢なな子、おひとりさま男性のホーム暮らし

【終の棲家をさがして】産経新聞(2021/08/30)

 

写真は、

https://kurashi-sumai.jp/kswp/archives/593



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