嫉妬妄想とは、配偶者が浮気をしていると思い込んでしまう認知症の症状
===== 引用はじめ
82歳の妻に“嫉妬妄想”で責め続けられ、時には暴力行為も出るので疲れ切っている88歳の夫がいます。
嫉妬妄想とは、配偶者が浮気をしていると思い込んでしまう認知症の症状です。女性にも男性にも現れることがあります。
===== 引用おわり
娘さんにアドバイスしました。
===== 引用はじめ
認知症になったお母さんは、不安がいっぱいなのです。だからお父さんにそばにいてほしいと思う気持ちが嫉妬妄想につながるのです。
今はお母さんに安心してもらうことが一番。
昔かたぎのお父さんには難しいでしょうが、話をしたり、背中をさするなどしてさりげなく一緒に過ごしてもらいましょう。…
===== 引用おわり
お父さんにはこういいましょう。
===== 引用はじめ
お母さんにスキンシップをすることは、結局お父さんが楽になることだから恥ずかしがらずにやってみて
===== 引用おわり
認知症の方は、本当に不安でいっぱいなよう。嫉妬妄想に限らず、不安を和らげることができれば、本人が楽になるし、周りも楽になる。
なお、「昔、女を家に連れ込んで子供を産ませた」と責めるのは、「弟のお嫁さんが子連れで来たことを勘違いして」のことのようだ。このように勘違いすれば、不安になるのは当然だ。思い込んでしまった認知症の人に、説明で理解を促すのは難しいだろう。
<出典>
不安な気持ちから「嫉妬妄想」【高見国生の認知症だより】(32) 産経新聞(2018/05/30)
添付の絵は、この誌面より
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